教員・研究室

教授

川田 宏之(かわだ ひろゆき)

材料設計・加工

  • 主な研究テーマ

    複合材料 破壊現象

  • 研究室

    59号館313室

研究室オリジナルサイト

研究内容

近年、複合材料を用いた民間航空機・宇宙構造物などの大型構造物が登場し、その稼働環境も過酷なものとなっている。それらの運行上の安全・安心の観点から、PMCの長期耐久性に関する研究の重要性が指摘されていて、本研究室では、高分子基複合材料(PMC)の変形と強度に関する基礎研究として、実験研究を通して疲労・クリープ強度・衝撃強度に関するPMCの特性を調査している。また、実験結果を界面の力学問題として捉え、破壊モデルを提案すると同時に、数値計算によるシミュレーションによる検証を行っている。以下のような研究テーマを行いつつ、先進材料である複合材料の新たな設計基準を提案することを目標としている。

  1. 複合材料のクリープ寿命予測
  2. PMCの応力腐食割れ機構と下限界特性
  3. CFRP積層板のギガサイクル疲労特性
  4. 界面の破壊力学的評価
  5. 不均質材料の衝撃特性に関する研究
  6. CFRP構造物の長期寸法安定性制御

 

ひとこと

研究の独創性、国際交流の促進、学生の自主性を研究室のモットーにしてます。21世紀を代表するインテリジェントな材料としての「複合材料」の価値を高めていきたいと考えています。航空・宇宙分野で利用が拡大する複合材料の世界的な研究拠点を作りたいと願っています。