教員・研究室

教授

佐藤 哲也(さとう てつや)

熱流体科学

  • 主な研究テーマ

    極超音速ターボジェット 航空宇宙輸送

  • 研究室

    59号館324室

研究室オリジナルサイト

研究内容

将来の再使用型スペースプレーンや極超音速航空機等の航空宇宙輸送・推進システムの研究を行っています。推進システムとして、性能および信頼性の高い極超音速ターボジェット(予冷ターボ)に焦点を当て、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、基礎研究から飛行試験を見据えた研究までを進めています。具体的な研究テーマは、下記の通りです。

  1. 予冷ターボエンジンのシステム最適化、動特性の解明、熱管理手法の構築と飛行実証
  2. 再使用ロケット、極超音速機(HST)、超音速機(SST)、電動航空機、等の熱空力要素の性能向上と諸問題の解決に関わる研究
  3. 気液二相流(液体水素の蒸発現象)、固気二相流(着霜現象)に関する基礎研究

ひとこと

将来型航空宇宙輸送システムの開発研究は世界中で行なわれ、様々なコンセプトが提案されています。我が国でも、JAXAを中心として、極超音速ターボジェットやスクラムジェット等を世界に先駆けて研究し、成果を上げています。技術課題は質、量ともにハードルが高く、産官学が一体となって進めていく必要があります。早稲田大学もここに参画し、研究の一翼を担うとともに、グループの輪を広げていきたいと思っています。