研究内容
航空宇宙分野における空気力学、特に外部流(物体周りの流れ)の研究を行っています。
- 超小型飛行機の研究
鳥型や昆虫型の人工飛翔体が私たちの生活をサポートするような未来像を見据えて、超小型飛行機の研究を行っています。「鳥の翼」と「昆虫の羽」の違いに見られるように、超小型飛行機は、大きさや飛行速度などに応じて最適な翼型形状が変わってきます。
本研究室では、超小型飛行機の翼型空力解析を行うとともに、大きさや飛行速度により性能が変わる原因の究明を行っています。 - 空気力学における実験・計算手法の改良
大・小の大きさや飛行速度など、さまざまな条件での空力性能を効率的に調べるために、低コストでの実験が可能となる表面圧力測定法の開発や、流れの全体安定解析の適用による臨界現象の解明を行っています。 - 航空運航マネジメントの研究
産学連携研究として、全日本空輸、東京大学と共に、航空運航マネジメントの研究を行っています。この研究の成果として、航空機の更なる安全運航へ貢献が期待されます。
上記のほかに、超音速、極超音速旅客機の空気力学や、宇宙往還機、スペースデブリ(宇宙のゴミ)の地球再突入問題なども研究対象としています。