研究内容
ガソリンは化石燃料、つまり、太古の生命からの贈り物、です。「人と一体化した車は世界最高のサイボーグ」であり、300馬力超エンジンの自動車は「地上の航空機」とも思います。航空宇宙研究の最終目標は生命探査ではないでしょうか。エンジン・生命・航空宇宙分野を一体化して、新しい科学・技術の芽を生み出していきたいと思います。以下の具体的課題について研究を進めています。
- 究極熱効率エンジン:100年間、実現されてこなかった「ほぼ完全な断熱+低騒音型高圧縮」を可能にする原理を見出し、自動車・航空宇宙用途での研究開発を進めている。
- バーチャルエンジン:乱流燃焼現象を予測解析できるようにするための統計熱流体物理学理論を考案し、それに基づくスーパーコンピュータシミュレーションのモデルを提示して、次世代エンジンを模索している。
- 量子統計熱流体力学:翼面境界層乱流遷移、噴霧微粒化現象、素粒子崩壊現象等の理論・数値解析・基礎実験研究。
- バイオダイナミクス:生命体内分子(DNA、RNA、アミノ酸、タンパク質など)の構造の必然性をあきらかにする理論を提示するとともに、大病予知の理論モデルも提示している。
- 人工天才脳:創造性のある人工知能の提示を行ってきている。
- 好熱菌等の極限的微生物利用研究:生命起源に近いと言われる単純な微生物の理解とその応用(バイオマス燃料生成等)を進めている。