研究内容
ナノカーボン材料は、優れた機械的特性、熱伝導、電気伝導を有することから、その特性を活かした材料開発が期待されています。しかしながら、膨大な研究にもかかわらず、社会実装はごく一部にかぎられております。本研究室では、ナノカーボン材料の社会実装を目標として、ナノカーボン材料が容易に剥離分散するように機能性を付与することと、その大量生産プロセスの検討をしております。また、ナノ材料の特性をバルク材料へ活かすことができる、新しい成形プロセスを研究しています。具体的には
- 高品質グラフェンの量産化プロセスの確立
- 高熱伝導、高電気伝導フィルム、及びファイバーの創製
- ナノシートコーティングによる材料の長寿命化
- 次世代高強度カーボンシートの開発
- グラフェンエッジの改質による超剥離分散性の付与