2020年12月10日
14:45~16:15
早稲田大学西早稲田キャンパス(理工キャンパス)53号館203教室
(およびリモート開催)
参加資格:機械科学・航空宇宙学科、総合機械工学科の学生教職員および一般参加者
参加申込方法:申込ページから事前登録してください。
参加申込締切:2020年12月4日(金)正午
参加費用:無料
主催:早稲田機友会(航空宇宙懇話会),共催:機械科学・
<講演 I>
航空輸送業界における新技術動向と将来構想
全日本空輸株式会社 上席執行役員 整備センター長 黒木英昭氏
講演主旨:
COVID-19による航空需要の低迷は、航空輸送産業に深刻な影を落としています。
しかしここで縮こまっているだけでは、ウイズ・コロナ対応でこの環境を生き延びることにも、あるいは、ポスト・コロナを見据える視点でも、衰退を辿ってしまいます。
コロナ禍を生き延び再成長を期すためにも、いまここで、新技術動向をどう生かし、将来の技術構想をどう考え構えていくかを考えていくこと、すなわちユーザーであるエアラインのMOT(management of technology)思考と戦略は、航空会社にとっても重要な経営課題の一つです。
ウイズ・コロナを乗り越える技術、そしてポスト・コロナの環境変化で商機をつかみ、ウラの競争力を高めるための技術動向について、その一端をご紹介します。
講演時間40分 質疑応答5分
<講演 II>
「社会を描いて新しい空を築いていく-UAS(ドローン)と「空飛ぶ車」の環境整備と展望」
東京大学スカイフロンティア社会連携講座 特任准教授 中村裕子氏
講演要旨:
高い安全性を事故から学び築いてきた現行の空に、ドローンや空飛ぶクルマといった新しいシステム/運用形態のものを入れていくかー欧米および我が国の環境整備のフロントの努力や工夫を、ご紹介。一方で、そうした努力は、ドローンや空飛ぶクルマの効率的/効果的な認証や事業許可に向けられたものであり、社会実装成功への道を考えると、日本が弱い部分がある。技術ではなく社会を中心とした議論に移行する必要性とその方法について概説する。
講演時間40分 質疑応答5分